2017年アルミロードの大注目!トレック・ドマーネALR4 (TREK DOMANE)

ドマーネALR4 ViperRed
ドマーネALR4 ViperRed

トレックのドマーネが2017年モデルで新しくなりました。トップグレードのドマーネSLRは既に様々なメディアで紹介されていますが、当サイトではアルミフレームを用いた「ドマーネALR4」に注目してみたいと思います。

 

ドマーネとは

トレックには、マドン(MADONE)、ドマーネ(DOMANE)、エモンダ(EMONDA)というブランドを代表する3種類のロードバイクがあります。ドマーネは、未舗装路や石畳も走るクラッシックレース用に開発されたロードバイクで、IsoSpeed(アイソスピード)という路面からの振動や衝撃を吸収する仕組みが組み込まれているのが最大の特徴です。また安定性を高めるために、全長も若干長く設計されるなど、各部にドマーネならではの工夫がみられます。ジャンルとしては「エンデュランスロード」という位置づけになるかと思います。

IsoSpeed解説
 IsoSpeedの解説画像:フレームを横からみて、サドルから真下に伸びるシートチューブと、後輪中央〜ハンドル根元まで伸びるシートステー/トップチューブが分離し(従来は溶接されている)衝撃により可動するのが特徴。(画像は2012年のDOMANE6)

2012年の発売当初は「日本で石畳を走ることはない」「アマチュアライダーには不要」など言われることもあったようですが、未舗装路でも走れる安定感や疲れにくさ、走りの軽さが犠牲となっていない点などが多くのホビーサイクリストに評価され、今では日本国内でも人気車種のひとつとなりました。レーシーな走りを求める方よりも、どちらかというと、ロングライドを中心に楽しまれる方や入門者に人気があり、初めてのロードバイクを選ばれる方に自信を持ってお勧め出来る車種の1つです。

ドマーネの最大の特徴、IsoSpeedテクノロジー

ドマーネのIsoSpeedを解説するオフィシャル動画です。2012年にドマーネが初めて発表されたときのものですが、ドマーネALR4のフレームに使われているIsoSpeedテクノロジーがよくわかる内容となっています。ぜひご覧ください。

実はアルミフレームのドマーネは以前より存在しており、2017年のドマーネALRはそれに替わるニューモデルということになります。果たして何が変わったのかを、詳しく解説していきます。

ドマーネALR4(2017)とドマーネ2.3(2016)を比較

ドマーネALR4 ドマーネ2.3
MODEL DOMANE ALR4 (2017) DOMANE 2.3 (2016)
フレーム 200 Series Alpha Aluminum 200 Series Alpha Aluminum
フォーク Domane carbon, E2 tapered steerer Trek IsoSpeed carbon, SpeedTrap compatible
コンポーネント Shimano Tiagra, 10 speed Shimano 105, 11 speed
クランク / カセット Shimano Tiagra, 50/34 – 11-32, 10 speed Shimano RS500, 50/34 – Shimano 105, 11-32, 11 speed
ホイール Alloy hubs; Bontrager Tubeless Ready rims Bontrager alloy hubs, Bontrager Tubeless Ready rims
タイヤ Bontrager R1 Hard-Case Lite, 700x28c Bontrager R1 Hard-Case Lite, 700x25c
重量 9.36 kg (56) 9.08 kg (56)
価格 (税込) ¥169,000 ¥199,000

ALRは重くなった?その原因は?

意外だったのが、重量は新型(DOMANE ALR4)のほうが300グラムほど重いことです。しかしこれは、シマノ105をメインコンポーネントとするドマーネ2.3と、同ティアグラで組まれたドマーネALR4の比較によるもので、ティアグラ仕様のほうが400グラムほど重くなると思われます。

もう1つはタイヤの太さの違いです。ドマーネALRはフレーム/フォーク/ブレーキを一新させたことで、700×28cを標準装備しています。これにより車両重量が若干増加するのは仕方ありません。ドマーネALRのほうがフレーム/フォーク単体では軽くなっているのは間違いないでしょう。

項目を細かく見ていくと、フレームのアルミ素材自体は変わらないようです。個人的にはエモンダALRで使われている更に軽量なアルミ素材を〜と期待していましたが、IsoZoneを採用することでフレーム形状も異なりますし色々な事情があるのでしょう。

上位モデルと同様のE2ヘッドを採用

ヘッドチューブ/フォークは、上位モデルと同様にトレックがE2と呼んでいるテーパー(台形)状のものとなりました。ビギナーの方でも下り坂の安定感などで恩恵を受けれると思います。

デュオトラップSセンサー対応

ドマーネ2.3では未対応だったフレーム埋め込み式のスピード&ケイデンスセンサー(DuoTrap S)にオプションで対応しています。それに伴いフォーク埋め込み式のスピードセンサー(SpeedTrap)は廃止されています。

デュオトラップSセンサー

ANT+ / Bluetoothスマートに対応したデュオトラップSセンサーは、ガーミンを始めとする各社のサイクルコンピューターと接続できる。

トレック・セガフレード レプリカカラーも登場

カラーはViperRed(バイパーレッド)とQuicksilver(クイックシルバー)の2カラー、バイパーレッドはトレックセガフレードチームのレプリカカラーで、Segafredo(セガフレード)、TREK  FACTRY RACING #ShowYourStripes ロゴなども再現されています。レプリカのウエアも発売されていますので、なりきるのもアリかもしれませんね。

ドマーネALR4 ハンドルまわり ドマーネALR4 Isospeed部 ドマーネALR4 クランクまわり

ディスクブレーキモデルもラインナップ

ドマーネALR4と同時に、ディスクブレーキを搭載した「ドマーネALR4ディスク」、シマノ105をメインコンポーネントとしたディスクモデル「ドマーネALR5ディスク」が発表されています。軽いタッチでスピードコントロールができるディスクブレーキは確かに魅力的です。ディスクブレーキモデルは、更に太めの700×32cタイヤを装着。空気圧を下げることで悪路での乗り心地を更にアップさせ、耐パンク性も向上しています。ダイレクトマウント式のキャリパーブレーキ(ノーマルブレーキ)では不可能だった、小さめのフレームサイズもラインナップしています。(44cm,47cm)身長150センチくらいの方から乗りこなせるのもポイントのひとつでしょう。ただし、ドマーネALR DISCに装着される油圧ディスクブレーキ対応レバー、RS505/405ではブラケット部分の大きさが気になるかもしれません。現物を握ってみて確かめてみてください。

ドマーネALR4ディスク ドマーネALR5ディスク
DOMANE ALR4 DISC ¥199,000 (税込) DOMANE ALR 5 DISC ¥229,000 (税込)

グレードアップさせたいパーツ

ドマーネALR4/2.3共に、ブレーキキャリパーはテクトロ社のものを使用しています。2.3で使われているキャリパーブレーキ時代には「効きが悪い」と評判の悪かったテクトロ社のブレーキキャリパーですが、ダイレクトマウント(ALR4)になってどうなのでしょう?不満を感じるようでしたら、シマノ製に交換したい部分かもしれませんね。

走りに影響する部分としては、タイヤも気になります。これは標準装着のものがすり減ってからで良いと思いますが、その際は1本4,000〜5,000円クラスのタイヤに交換されるのをおすすめします。軽さとしなやかさを併せ持つタイヤに交換することで、ドマーネALRの走りが更にアップすると思いますよ。ボントレガーR3の700×28Cあたりが最適だと思いますし、シュワルベやマキシスなど、別メーカーのものを選ぶのも良いと思います。ヒルクライムも楽しまれる方は、28Cではなく25C程度までタイヤを細くするほうが良いかもしれませんね。

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