ウルトラスパイア「ザイゴス2.0」通称「ヤマケンモデル」レビュー (UltrAspire Zygos2.0)

ザイゴス2.0

山本健一選手の意見を元に、Zygosを使いやすくアップデート

人気のあるトレイルランナーのひとり、山本健一選手のフィードバッグを取り入れて開発されたUltrAspire(ウルトラスパイア)のニューモデルザイゴス(ZYGOS) 2.0を購入後、何度か使用した後のレビューです。

ザイゴス2.0

ザイゴス(ZYGOS)2.0は、UltrAspire本国が開発したザイゴスをベースに、山本健一選手の意見を取り入れて改良されたもの。通称、ヤマケンモデルと呼ばれるのはそのためです。アメリカ本国のWEBサイトには掲載されておらず、ひょっとしたら日本の代理店(A&F)専売モデルなのかもしれません。

ザイゴス2.0には、サイズのバリエーションがあり(容量は同一)、今回はXSサイズ(155センチ女性)のレビューとなります。ザイゴス2.0購入の目的は2016年のUTMF挑戦です。そのため、あくまでもUTMFクラスのレースをイメージした上でのレビューとなります。また、比較の対象とするのは、同社のオメガ、タイタンなどです。

パタゴニア

サイズ感・各ポケットの使い心地

何度か実物を見て購入しましたので、サイズ感に関しては違和感はありませんでした。同社のサージとスプレイ、サロモンS-LAB ADVANCED SKIN HYDRO 12 SET(名前が長い)を使い分け、その後オメガを購入しましたが、155センチの女性にはフィット感がいまひとつで、ザック全体の揺れも気になったため、日本人向けのサイズバリエーション(XS/S/Mの3サイズ)があり、ポケットなどの機能も魅力的なザイゴス2.0を手に入れました。以前使っていたサロモンもサイズが選べる上に、フィット感自体は悪くはないものの、胸側のストラップはゴム紐をフックに引っ掛けるタイプで調整が簡単なのも気に入りました。

ポケット・ストレージ

ザイゴス2.0

前側に、ボトル用の大型ポケットが左右で2つ。ウルトラフラスク(550mlボトル)が2つ付属します。ここには一般的な500mlのペットボトルや自転車のボトルも入れることができます。もちろん定番のハイドラパック社ソフトフラスクも使用できます。

ザイゴス2.0詳細 ザイゴス2.0詳細
左胸のポケット。身体にあたる面は防水素材になっており汗が侵入することはなさそう。(完全防水ではない) 開け閉めしやすいマグネット式の右胸ポケット。小さめなので、個人的には用途が思いつかない。

ジッパー付きの左上ポケットは、内部が後方のメイン部分と同じ素材で作られており、頻繁に取り出したいものを入れています。(リップや日焼け止め、グミやナッツなど)

右上にマグネット式のポケット、身体側がメッシュ素材になっているため、固めのものや厚みのあるものを入れると身体に当たってしまい気になります。今のところ使い道に悩むところです。

ザイゴス2.0詳細 ザイゴス2.0詳細
左右のウエスト部分には大型のポケット。ザイゴス初期型で賛否あったジッパーの向きも改良されている。 メイン荷室下にも、ジッパー付きのポケットがある。山本選手はデジカメを入れているらしい。

左右の脇腹部に、大容量のポケットがあり、ザイゴスで賛否のあったジッパーの向きが改良され非常に取り出しやすくなっています。おにぎりやiPhone、パタゴニアのフーディニジャケットも入れることができます。大容量ですが行動中にジャマと感じることはなく、中身の出し入れも良好です。

メインの荷室部分は、レインウエア上下、ファーストエイドキット、ライト、食べ物(固形物)が入る充分な容量があり、小さな貴重品などを入れるジッパー付きのポケットが付いています。また外側最背面のメッシュポケット部分には、濡れたレインウエアなどを収容することが出来、2本のストラップで容量を調整することが出来ます。

下部には、ジッパー付きのポケットがあり、着用したままでも開け閉めすることができます(身体が硬い人は届かないかも)さらに、折りたたみ式のストック(ポール)を留めることが出来るストラップが付いています。

本体価格 ¥23,800(税別)
重量 310g
容量 15L (フロントポケット含)
サイズ (cm) 39 × 35 × 7
サイズ展開 XS (80 ~ 95) , S (90 〜 105) , M (100 〜 110) ※胸囲の目安 (cm)
素材 マイクロファイバーポリエステルメッシュその他、Zygosと同様の素材を使用

ボトル

ザイゴス2.0

発売前の情報では2リッターのハイドレーション付属とありましたが、実際には550mlのウルトラフラスクが2本付属してきました。ハードボトルとスフトフラスクの中間のような素材感で、70キロ程(約9時間)のロードでは、当たって身体に痛みを感じることはありませんでした。

ザイゴスはボトル2本で約1リッターの容量がありますが、レースによっては、それ以上の水を持ってスタートする必要があります。ザイゴス2.0にはハイドレーションパック(リザーバー)を装備することができます。これは私感ですが、女性の選手にはハイドレーションパックを使用している選手が多い気もします。ボトルの当たりが気になるのかもしれません。

ウルトラフラスク550パール (550ml) ¥2,300(税別) ※ザイゴス2.0には2個付属

当たりが気になる場合は、下側が斜めにカットされているアルティメイトディレクションのソフトフラスクを使うのも手だと思うのですが、ザイゴスのポケットは奥行きが大きいため、ドリンクが減ってきた場合は、取り出しにくくなるなどの別のストレスが出るかもしれません。

気に入った点・気になる点


まだ大した距離を走っていませんが、以前使っていたザックに比べて、適正サイズを選べるおかげでフィット感が良く、ウエスト部分のポケットの使いやすさも気に入っています。

ザイゴス2.0詳細
9時間の使用では、この樹脂製のパーツがあばらに当たり痛みを感じました。恐らく誰にでも起こることではないと思います。裏面にウレタンを貼付けてみる予定。

気になる点は、ロードを9時間ほど走った際に、ゴム紐ストラップのフック部分(左右下側の樹脂)があばらに当たり痛みました。フック部裏面にウレタンを貼付けることで軽減できるか試してみるつもりです。これは個人の体型により、気になる人もいれば、全くそうでない人もいると思います。ある程度の距離を走らないと判らない部分なので厄介です。

もうひとつ、ボトル(ソフトフラスク)が入る前側ポケット上部ストラップ部の縫製(素材)が弱いような気がします。メッシュポケット部分の素材も、あまり丈夫そうには思えないのが不安です。

まとめ

ウルトラスパイア社の商品を、日本人の感覚で更に改良したモデルだけあって、その使い勝手や細部の作り込みは非常に良く、間違いなく使いやすいと思います。

XSというサイズが選べることも日本人(特に女性)にとっては嬉しいポイントです。個人的に気になる部分はいくつかありますが、それはどんな製品を選んでも一緒で、細かいところは自分に合わせていく必要があると思います。ザイゴス2.0が、初めての100マイルを完走するパートナーになってくれることを願います。

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