ランニング・マラソンにおけるテーピングのメリット。石川弘樹さんのFKT 1,000キロ完走から考察。


トレイルランナーの第一人者である石川弘樹さんが、東京から大阪までの東海自然歩道FKT1,000キロ超を走破しました。FKTとはFastest・Known・Timeの略で、コースを走ったGPSの計測ログをランナー各自がそれぞれアップして申告することで、オンラインで最速を競う、海外で流行のスタイルです。

日々更新される石川弘樹さんのFacebookに公開された写真を見ていて気付いたのが、両足のテーピングの多さ。しかも、スタート時より終盤のほうが明らかに数が増えています。1日50キロほどのトレイルを半月以上毎日走ることの過酷さ(しかも最終日は160キロ)と、チャレンジを成功させるためにも怪我は絶対に避けたいという思いが、テーピングの数に現れていたのだと思います。

そこで今回は、石川弘樹さんの写真を見ながら、それぞれのテーピングの意味を探っていくことにします。1,000キロを超える距離を走る人は殆どいないとは思いますが、ウルトラマラソンやトレイルランナーの方はもちろん、フルマラソンに挑戦される方にも参考にできる点が多いと思います。

膝・腸脛靭帯・ふくらはぎ・ハムストリングス、各部のテーピング。

石川弘樹さんのFacebookページの写真を見ながら、それぞれのテーピングの意味を調べてみました。

石川弘樹

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石川弘樹

出典:写真は全て石川弘樹さんのFacebookより

01下りでの膝の安定、皿周辺の違和感
02前スネ(前頸骨筋)足首の前が痛い/歩きでつま先が引っかかる
03もも外側(腸脛靭帯)膝外側・腸脛靭帯のサポート
04足首軽い足首の横ぶれ固定
05ふくらはぎヒラメ筋サポート/ふくらはぎつり防止
06ハムストリングス〜膝裏もも裏の違和感や足つり予防、ケア

膝や腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)、ふくらはぎの違和感・痛みは、トレイルではなくマラソン・ジョギングの方も持っている悩みだと思います。また足首の動きを確保しつつ横ぶれを固定するのは、捻挫ぐせのある方などに有効な手法です。Facebookには他にも、入念にストレッチを行う姿や、食事中のアイシング、ボールを使った足裏マッサージを行う姿も紹介されていました。

テーピングは、膝などの痛みを解消する魔法ではない。

一気に庶民の話になりますが、私も趣味でトレイルや近所をジョギングするファンランナーの1人です。数年程前に走り始めた頃は10キロ程度で膝の痛みに悩まされました。その頃から、膝まわりや腸脛靭帯にテーピングするようになりました。

しかしながら、テーピングは貼るだけで痛みを解消させゴールまで連れて行ってくれる魔法ではありません。当然ですが日々の走り込みにストレッチなどを繰り返し、地味に基礎を作り上げることが対策として大事で、テーピングやサポータータイツなどはプラスアルファでしかありません。(そんなに甘くありません・笑)

ちなみに、テーピングとサポーターの比較ですが、テーピングは多少の知識が必要な反面、必要な箇所のみ施すことができるメリットがあり、サポートタイツは履くだけでOKという手軽さがあり、一長一短だと思います。私はサポートタイツを使用していた時期もありますが、冬以外は暑くて大変なのと、あの圧迫感(着用感)が苦しくて好きになれず、必要なときだけテーピングをするというスタイルに落ち着いてます。(見た目もタイツは好きでありません)

持ってて損はないオススメのテーピング解説書。

テーピングに関して、マラソンなどのスポーツでよく使う部分を解説した「テーピングの基本」を参考にしています。実は前述の解説表も本冊子を参考にしました。石川弘樹さんを始めとする様々なランナーをサポートするテーピングメーカー「ニューハレ」の芥田さんが書かれた解説書です。

テーピングに使用するテープには、伸縮性のあるものと無いものがあり、目的により使い分ける必要があることや、テープを伸ばしながら貼る場合や伸ばさないで貼る場合、同じく関節を伸ばして貼る場合、曲げて貼る場合など、実際に貼る時に疑問に思う部分が細かく解説してあるオススメの良書です。

電子書籍もありますので、スマホに入れておくと便利だと思います。

また、同社のテープは、ドラッグストア等で売っているものと比べ、ほんの少しだけ高価ですが、かぶれにくく皮膚が弱い方にもおすすめです。汗で剥がれにくいのも◎ですね。

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