トレック DS2 2017モデル|サスペンションフォークつきクロスバイクの購入ポイント


トレック DS2 ブラック クロスバイク

街乗りマウンテンバイクを進化させたのが、DS=デュアルスポーツ。

以前「街乗り最強のクロスバイクはマウンテンバイク?」という記事を書きました。長い距離をサイクリングするのではなく、あくまでも街乗り/コミューターバイクとしておすすめするなら、少しくらい重たくても安定性の高いマウンテンバイクを選ぶのも間違いじゃないですよ。って内容だったと思いますが、実は今回紹介する「DS(ディーエスと読みます)シリーズ」は、そんなリクエストにおすすめのクロスバイクなんです。

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クロスバイクというのは、簡単に表現するとロードバイクとクロスバイクの中間的な自転車で、はっきりとした区分がありません。多くの方がおすすめするクロスバイクとして有名な「トレックFXシリーズ」や「ジャイアントエスケープ」は、クロスバイクの中でもロードバイクに近い軽快さ、シンプルさを持った自転車です。それに対して、今回おすすめする「トレックDSシリーズ」は、衝撃を吸収するフロントサスペンションフォーク、雨の日でも安心のディスクブレーキ、クロスバイクとしてはかなり幅広なタイヤを装備する、マウンテンバイクに近いクロスバイクなのです。

トレックDS2 細部写真 フロントフォークは硬さ調整、ロックアウトができる。DS2のタイヤは700×38cと比較的太め。トレッドパターンもマウンテンバイク寄り。
プリロード(スプリングの硬さ)調整と、ロックアウトが可能なフロントサスペンションフォークを装備。ボントレガーLT2タイヤは、700×38cとクロスバイクとしては太め。小さなブロックが並ぶトレッドパターンを採用。

トレックFX3とスペックを比較。

トレック DS2 レッド クロスバイク

トレック FX3 ¥79,000(税込)トレック DS2 ¥79,000(税込)
フレーム素材アルファゴールドアルミニウムアルファゴールドアルミニウム
フロントフォークボントレガー カーボンSRサンツアー NEX 63ミリ トラベル
ハンドル/グリップボントレガー ISO ZONEハンドル/グリップボントレガー
タイヤ700 × 32C700 × 38C
ブレーキテクトロ製 Vブレーキテクトロ製 油圧 ディスクブレーキ
コンポーネントシマノ 3 × 9 speedシマノ 3 × 8 speed
重量20″ – 10.91 kg 19″ – 13.94 kg ※2016年 8.3DS

同価格の2017年モデルFX3とのスペック比較です。フレーム素材は同一ながら、FX3は軽量なカーボンフォーク、DS2は衝撃吸収性に優れたサスペンションフォーク、ブレーキもシンプルなFX3に対してDS2は油圧ディスクブレーキを使用しています。明らかにメカニカル(複雑)なDS2を、FX3と同価格に設定するためにコンポーネント(変速機)のグレードを下げることで調整しています。DS2に使用されるコンポーネントはFX3の下位機種であるFX2(¥59,000)と同クラスの組み合せの 3×8の24speedです。

FX3とDS2のスペックで最も大きく違う点は重量です。DS2の公表重量が手に入らなかったために、昨年モデル8.3DSの数値で比較していますが、2017モデルのDS2でも大きく変わることはないかと思います。DS2はFX3よりも3キロ前後重たいのです。200〜300グラム程度の重量の違いを大げさに話すことはありませんが、さすがに3キロの違いは乗ってすぐに感じることができるでしょう。その重量の大きな原因はDS2のウリのひとつでもあるサスペンションフォークなのです。

サスペンションフォークは諸刃の剣。

DS2のウリのひとつであり、ショックを吸収することで、乗り心地の良さを与えてくれるサスペンションフォークですが、金属製のコイルスプリングを内蔵していること、価格を抑えるためにスチール(鉄)素材を多用しているために、サスペンションフォーク単体での重量が2キロを超えています。FX3のカーボンフォークは約500グラム程度(予想)ですので、フロントフォークだけで1.5〜2キロ程重いことになります。

ちなみに、金属のコイルスプリングを使用せずエア(圧縮空気)スプリングを使用するサスペンションフォーク、スチールを使用せず軽量なアルミ合金を使用する軽量な1.5キロ未満のサスペンションフォークも世の中には存在しますが、価格は10万円を超えており、クロスバイクに求められる手軽さからはかけ離れてしまいます。(マウンテンバイクの競技用です)

重量の他にも、サスペンションフォークの弱点があります。前述のように鉄を使用している部分に発生する錆です。保管状況やメンテナンスの程度により異なりますが、最悪の場合は錆によりサスペンションが固着して動かなくなることもあります。この問題は、DS2に限らず全てのメーカーの(比較的安価な)サスペンションフォークを搭載したクロスバイク・マウンテンバイク共通の問題です。濡らしたままにしないこと、こまめにオイルやグリスを注油することを心がけましょう。

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インナーチューブ部が錆びてしまったフロントフォークの例。ここまで酷いと本来の働きは望めません。(他車種)

FXとDSのどちらにするかで悩む場合は。

FX3とDS2で悩む場合は、走りが軽くて街乗り〜サイクリングまでこなせるFXをおすすめします。シンプルなFXはメンテナンスで苦労することもありません。DS2をおすすめする方は「あくまでも2〜3キロ程度の街乗り」「中長距離サイクリングの可能性は低い」「良い保管状態を維持する自信がある」方でしょう。オフロード走行の可能性が高い場合は、DSではなくマウンテンバイクを検討するのも良いと思います。

最近の自転車店では、購入前に試乗することができる店舗が増えてきています。自転車は決して安い買い物ではありませんし、保管に場所も必要ですので、次々に買い替えるのも難しいと思います。間違いのない自転車選びのためには、試乗出来るお店で実際に試してみるのがおすすめです。

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